1 特徴
・ポンプ所などの限られたスペースでも簡便に洗浄水が製造できます。
・塩素や次亜塩素酸ナトリウムなどの薬品を使わない消毒方式です。
・貯留した雨水の浄化や消毒にも応用可能な技術です。
2 技術の概要(フロー図:FDP 212KB)
(1)生物膜ろ過
・ろ過槽内で微生物を付着させたろ過材(生物ろ過膜)の間に下水を流し、下水の汚れの除去と分解を同時に行います。SSを85%、BOD源を82%除去することができます。
・除去した汚れは、ろ過材と一緒に洗浄槽に送り汚泥とろ過材を分離します。ろ過材は洗浄して生物膜ろ過槽へ、汚泥は下水道へ戻し下水と一緒に水再生センターへ送ります。
(2)消毒方法
ろ過水に食塩を少量添加して電気分解すると次亜塩素酸が生成されます。この次亜塩素酸で細菌類を殺菌します。
(3)水質
西新宿地区や汐留地区などに供給している再生水の水質には及びませんが、ポンプ所の洗浄水として十分な水質です。
3 効果
この技術を採用することで、水資源の節約及び維持管理経費の削減が図れます。
【試算例】1年間に12,500m3の水道水を使用する大規模ポンプ所で、その8割を代替する場合、水道料金を450万円節約でき、建設費や維持管理費等を差し引いても120万円の経費を削減できます。
4 今後の展開
・ポンプ所の砂やごみ、機械、沈砂池などの維持管理用の洗浄水として利用します。
・水道水使用量の多いポンプ所から実用化を図っていきます。
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