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No.168<2000.11>
表 紙
特 集
あんぐる下水道
私の仕事を紹介します 施工監督編
老朽化して亀裂が入った下水道管
今回紹介するのは、港区港南にある南部建設事務所で働く青谷さんの仕事です。
みなさんは、下水道管などの下水道施設にも寿命があることをご存知ですか?例えば、下水道管の法定耐用年数は50年とされていて、東京都区部の下水道管の約13%が耐用年数を超えています。中でも下水道の普及が早くから進められた都心部では、特にその割合が高くなっています。
古い下水道管を取り出し、新しい下水道管を布設
下水道管が古くなり、破損すると、道路陥没や悪臭発生の原因となります。また、下水道管に流れ込む下水が以前に比べて増加しているため、下水道管の流下能力を高め、浸水被害の発生を防止する必要があります。
このように、古くなった下水道施設を新しくし、その機能の改善を図るための工事を「再構築工事」と呼んでいます。
青谷さんの仕事は、工事を確実に進め、内容、期日とも計画どおりに完了するよう監督することで、現在、「中央区日本橋浜町三丁目付近再構築工事」を担当しています。この地域は、昭和20年以前に布設された下水道管が約7割を占め、老朽化が進んでいます。
工事の進ちょく状況を確認する青谷さん
マンホールの中にもぐって、既設の下水道管の状態を確認
青谷さんは、まず工事施工にあたり、関係者との協議を重ね、工事が順調に進むよう準備します。例えば住民説明会では、住民の方々に工事の必要性や進め方等について説明した上で、工事に対する要望を聞き、可能な限り工事方法等に反映させます。今回の工事では、車の通行量が多い地域なので、道路を開削した後、何らかの対策を講じて、車が通行できるようにしてほしいとの要望がありました。そこで、工事をしない時間帯は、鉄の板で覆いをして、要望に応えることにしました。また、騒音や振動が発生するので、夜間の工事を減らしてほしいとの要望があったため、昼間の工事の割合を増やすことにしました。
更に、古い下水道管を新しいものに取り替える時、ガス管や水道管等の管とぶつからないように、民間企業やその他の関係機関と施工協議を行い、事故が発生しないように十分注意しています。このように、工事で事故がおきないよう、また円滑に工事が進むよう、あらゆる関係者と調整を図ります。
コスト意識をもって設計変更
夜間工事で事故がおきないよう、しっかり安全確認
工事が始まると、青谷さんは、計画どおりに工事が進むように監督します。実際に工事が進むと、様々な障害により設計書どおりに工事を進められなくなることがあります。このような時は、代替案を考え審議し、新たな設計書の作成に直ちに取りかかります。
また、事故なく、安全に工事を進めるよう監督することも、重要な任務です。これは、昼間の工事だけではなく、夜間の工事も同様なので、夜間に工事現場に行って、工事の進み具合や安全管理の確認をすることも欠かせません。
青谷さんは、約一年半にわたる工事を無事に完了させ、日本橋浜町三丁目地区の下水道を21世紀に新しくよみがえらせるために、働いています。
表 紙
特 集
あんぐる下水道
私の仕事を紹介します 施工監督編
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