ページの先頭です

ページ内を移動するためのリンク
本文(c)へ
グローバルナビゲーション(g)へ
サイトのご利用案内(i)へ

ここから本文です。

11 ろ過機、汚泥脱水装置

ろ過機や脱水装置のろ布等を交換した後の初期ろ液は、細かいフロックが混入していることが多いため、貯留槽に返送する必要があります。また、その返送管は可動式の蛇腹管などではなく、固定式の塩ビ管等を使用し、切り替えをバルブ、コックなどで行えるようにして下さい。

(1)ろ過機

ろ過機の点検事項として、次のような項目があります。

  1. 糸巻き機型、ろ紙型ろ過機では、ろ材の破損や目詰まりの有無に注意して下さい。
  2. 砂ろ過機のろ材が摩耗するとろ過能力が低下するため、状況に応じて補充して下さい。ろ材の補充によってもろ過能力の回復が不十分であった場合は、ろ材を全量交換して下さい。
  3. 凝集不良によりフロックがろ過器に入らないよう、凝集槽の点検も行って下さい。

(2)汚泥脱水装置

各装置ともに、回転部の給油、ボルト・ナット類のゆるみ、駆動部の摩耗、腐食や損傷の点検など日常の保守管理が重要です。
個別の点検事項として次のような項目があります。

1.フィルタープレスの点検事項

ア ろ布の目詰まりの有無

脱水前の凝集状態が悪い場合は、ろ布が目詰まりを起こし、ろ過速度が遅くなります。また、ろ布は長期間の使用によっても目詰まりをおしやすくなります。特に消石灰[Ca(OH)2]を使用する場合は、目詰まりしやすくなります。
目詰まりしたろ布は数%の塩酸[HCI]で洗浄して下さい。洗浄してもろ過性が改善しない場合は、新しいろ布と交換して下さい。また、目詰まりしたろ布をワイヤブラシなどを用いて清掃することは、ろ布破損の原因になるので行わないで下さい。

イ 脱水率の維持

十分な脱水率が得られない理由として、ろ布の目詰まりや圧搾時間の不足があります。ろ布の目詰まりについての対策は前述の通りですが、圧搾時間の不足に関する場合は、圧搾時間を長くするか圧入量を限度一杯にして下さい。

ウ 配管閉塞の有無

フィルタープレスは、各ろ室の入口が狭くなっているため、異物が詰まることがあります。異物が詰まったろ室は空になったままの状態となり、前後のろ室の圧力で変形することになります。それを予防するため、沈殿槽に異物が入らないように注意して下さい。

2.ベルトプレスの点検事項

ア サイドリークの有無

ベルトプレスに送られた汚泥が凝集不良であったり、ろ布走行速度に比して汚泥供給量が多量であったりすると、汚泥がろ布からはみ出す(サイドリーク)ことがあります。この場合、凝集条件を見直し、汚泥供給量の調整を行って下さい。

イ 脱水率の維持

汚泥の凝集不良やろ布洗浄が不十分であったり、ろ布走行速度に比して汚泥供給量が少ないなどの理由から脱水が不十分となります。この場合も前述と同様に見直しや調整を行って下さい。

ウ 脱水汚泥の良好な剥離

脱水が不十分であったり、高分子凝集剤の添加が過剰で汚泥の粘性が高くなったりすると、脱水汚泥の剥離が不良となり汚泥回収率が悪くなります。前述のとおりに改善するとともに、汚泥粘性の増加原因となっている高分子凝集剤の添加量を調整して下さい。

3.遠心脱水機の点検事項

遠心脱水機は微細なフロックでも分離する能力を持ちますが、高速で回転しているために小さな砂などによっても破損します。遠心分離器を使用する場合には、異物の混入防止に十分な対策を講じて下さい。

(3)脱水汚泥の保管

脱水汚泥を保管する場合には次の点に留意して下さい。

  1. 汚泥の流出や飛散を防止するため、雨や風の進入を防ぐ構造になっている専用の倉庫に保管して下さい。
  2. 麻製や網目状の袋を使用すると、保管期間中に乾燥が進み、汚泥の重量や容量が減少ことにより処分費の削減が期待できます。

本文ここまでです。

ページ
トップへ

ここからサイトのご利用案内です。

サイトのご利用案内ここまでです。