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1 原水調整槽・貯留槽

原水調整槽及び貯留槽(以下「貯留槽」という。)は、水量や水質を可能な限り均一にして、次の排水処理施設にかかる負荷変動を小さくする役割を持っています。また、浮遊物質の多い排水は、電極等の機器の性能を落とし、処理に対する負荷を増大させ、良好な処理ができなくなるおそれがあるため、事前にスクリーン等で浮遊物質を取り除いておく必要があります。

(1)槽、付属機器類の損傷

槽、付属機器類の腐食や老朽化による亀裂、変形その他の損傷に十分注意して下さい。 撹拌機が動いているにもかかわらず、液面の流れがないときは強酸のために撹拌機のプロペラが脱落してシャフトだけが回転している場合があります。また、施設を運転していないのにもかかわらず、水位が急に変化した場合は槽に亀裂が入っていることが考えられます。

(2)空気撹拌時の空気漏れ

空気撹拌の場合には、デフューザーや送気管等の目詰まりや配管途中での空気漏れに注意して下さい。

(3)浮遊物質の沈殿

浮遊物質の多い排水を撹拌していない場合には、浮遊物質が槽内に沈殿しやすいため、常時取り除かなければなりません。沈殿物質がたまり過ぎると槽の有効容量が減少して、排水の種類によってはガスやスカム発生の原因になります。

(4)排水の系統分離

排水の流入経路をチェックして、異なる処理系統の排水が混入しないようにする。

(5)付属機器類の予備部品の常備

モーターの伝導ベルトやpH計の電極や付属機器類などの交換用予備部品は、常時用意しておく必要があります。

(6)汚泥脱水ろ液

汚泥脱水ろ液は溶解性塩類濃度が高く、細かな金属水酸化物のフロックがリークしていることがあるため、原則として貯留槽に戻して下さい。

(7)濃厚廃液の処理

めっきのはく離液などの濃厚廃液は、そのまま貯留槽に入れないで下さい。シアン等の有害物質の濃度が高く、事業場の排水処理施設では処理困難な場合があります。濃厚廃液の貯槽を設け、専門の処理業者に処理を委託するなどの対応が必要です。

(8)水位計の清掃

貯留槽以外でも同様ですが、槽内の水位が高くなっているにもかかわらず、送水ポンプが作動しない場合又は低水位になっても送水ポンプが停止しない場合は、水位計に汚泥等が付着しセンサーが働かなくなっていることがあります。定期清掃時には水位計の汚れについても清掃して下さい。

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