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第10回 鉄蓋大好き!

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同じように見えてちょっと違う?

傭兵鉄子 Tetsuko Yohei

9月になると夏の刺すような日差しも少しは和らぐかと思いきや、今年もまだまだ暑さが続きそうですね。こう暑いとなかなか路上観察にも出かけづらいですが、ほんの少しの外出でも楽しめるのが蓋観察のいいところ。
でも、炎天下で歩き回るのは辛い。そんな時にオススメなのが『自宅で蓋観察』です。といっても、マンホール蓋の実物を部屋に並べて観察するのではなく(できることならそれもしてみたいですが)、やるのは今まで撮り溜めたマンホール蓋写真の観察です。
撮影道具もいろいろありますが、最近はデジタルカメラやスマートフォンなどを使用する方が多いと思います。デジタル写真は簡単に撮影・確認・削除できると同時に拡大して細部も確かめられて便利ですが、手軽に撮りすぎて同じような写真が溜まっていき、いざ探そうと思っても目的の写真がなかなか見つからないこともあります。そこで写真整理。撮った写真をパソコンなどで整理するかたわら、画面上で見比べてみるといろいろと違いが見つかるかもしれません。
例えば同じように見えるデザイン蓋も、よく見ると少しずつ違う箇所があります。汚水・雨水などの使用用途の違い以外にも、線の太さが違っていたり、蓋の大きさによってデザインが割愛されているものもあれば、細かいデザインなのに割愛せずそのままぎゅっと凝縮させている蓋もあります。一つ道を挟むと施工管理の時期が違い受注業者も変わったりすることもあるようで、同じ大きさでも鉄蓋メーカーによって鍵穴の形や場所が違うので細部のデザイン処理が違います。蓋の受け枠にも各メーカーの特徴が見られるので、同じように見える蓋でも間違い探しのようにどこが違うかじっくり観察してみると面白いです。
訪問先で初めて見るマンホールの蓋。最初はテンションが上がって写真を撮っていてもずっと同じ蓋が続くと慣れてしまい、だんだん立ち止まる回数が少なくなるのも鉄蓋観察あるあるですが、とりあえず目についた蓋を写真に収めておくともしかしたらレアなものが見つかるかもしれません。マンホール蓋の“ 違い“ を分類して、コレクションするのもまた楽しいですよ。

傭兵鉄子(ようへい・てつこ)

マンホール蓋&腐食金属愛好家。愛好家主催のイベント『マンホールナイト』実行委員。学生時代「自分の街をプロデュースする」という課題がきっかけで市町村毎に違う絵柄の鉄蓋に気付き、以来その魅力にハマる。アニメに登場する蓋も研究観察対象。

蓋の大きさによってデザインが割愛されている一例

東京都23区のデザイン蓋

写真:東京都23区のデザイン蓋

写真:少し割愛されている

▲少し割愛されている

写真:犬小屋っぽいものがついているver.

▲犬小屋っぽいものがついているver.

写真:さらに割愛され、犬またはカピバラが5匹いるように見えると人気の蓋

▲さらに割愛され、犬またはカピバラが5匹いるように見えると人気の蓋

同デザインでメーカー違いの一例

東京都日野市のデザイン蓋

写真:東京都日野市のデザイン蓋

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