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特集 海外の諸都市から注目される東京下水道の技術力

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1,300万人が暮らす東京都。この大都市の地下には、下水道管が網目のように張り巡らされ、皆さまの暮らしを支えています。下水道が将来にわたりその役割を果たしていくため、下水道局では現在、老朽化する下水道管への対策や地震や大雨に備えるための工事を積極的に進めています。これらの工事では、お客さまの暮らしへの影響を最小限に抑え、下水が流れる厳しい環境でも工事を行うことができる高い技術力が常に求められます。

下水道局は、局の下水道事業を補完・代行する東京都下水道サービス株式会社、高い技術力を持つ民間企業とともに、積極的にこれらの課題に取り組み、新技術の開発を進めてきました。それらは今、最先端で実用性の高い技術として、東京や国内のみならず海外でも採用され、諸都市が抱える課題の解決に貢献しています。

東京の街並みの写真

道路を掘らずに老朽化した管をリニューアル SPR工法

明治に始まる東京の下水道。初期に整備された下水道管の老朽化が進んでいます。老朽化により、コンクリート表面が劣化、鉄筋が腐食し強度が低下することから、リニューアルして延命化する対策を進めています。

SPR工法は、その代表的な工法のひとつです。下水道管の内面に塩ビ製の材料を巻き付けて補強します。道路を掘らずに下水を流したまま工事できるので、近隣のお客さまや交通への影響を最小限にすることができます。この工法により、道路陥没事故の防止や下水道管の耐震化にも効果をあげています。

早くから下水道の整備が進んだ都市では東京都と同様に老朽化の課題を抱えています。海外においてもドイツや北米、シンガポール、韓国などの都市で採用され、欧州、北米、アジアなど13か国で約111キロメートルの施行実績があります。

SPR工法の様子

SPR工法

老朽化した管の写真

老朽化した管

リニューアルした管の写真

リニューアルした管

ドイツでのSPR工法の施行例

ドイツでの施行例

雨天時に川へのごみの流出を抑制 水面制御装置

家庭や工場からの汚水と雨水を同じ一本の下水道管で流す合流式下水道では、大雨が降ったときに、ごみなどが川や海に流れ出ることがあります。

水面制御装置は、2枚の板を設置することで水の渦を発生させ、ごみ等を水再生センターへ導きやすくする装置です。この装置により、8割以上のごみを取り除くことができ、東京湾の水質改善に貢献しています。シンプルな仕組みであるため、設置や維持管理が容易で電力も要らず、費用対効果に優れており、東京を始め日本全国で採用されています。

海外でもこれまでにドイツ、韓国、北米の民間会社とライセンス契約を締結し、合流式下水道を採用している都市に14か所設置されています。

水面制御装置の図解

水面制御装置

水の渦の写真

水の渦

ドイツでの水面制御装置の設置例

ドイツでの設置例

液状化によるマンホールの浮上を抑制 フロートレス工法

地震の強い揺れで液状化現象が生じると、水圧でマンホールが浮上して下水道管が損壊することがあります。そうすると緊急車両が通行できない、下水が流れないなど、生活に大きな影響が出てしまいます。

フロートレス工法は、水圧が高まったときに、マンホール壁に設置した弁が外れることで水をマンホール内に取り入れて浮上を抑制する工法です。東日本大震災においてもその効果が確認されており、東京を始め日本全国で採用されています。

強い地震で液状化被害を受けたニュージーランドにおいて、現在、導入に向けた取組が行われています。

フロートレス工法の図解

フロートレス工法

ニュージーランドでの試験施工の様子

ニュージーランドでの試験施工

表紙

品川シーズンテラス

油・断・快適!下水道

第2回 鉄蓋大好き!

第2回 下水道かいわい記

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