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東部スラッジプラント

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東部スラッジプラントは、砂町・三河島・有明・落合・中野・みやぎ水再生センターの水処理の過程から発生する汚泥を処理しています。
濃縮・脱水設備、炭化設備及び焼却設備では汚泥の減量化を図るとともに全量を炭化・焼却処理しています。
当プラントには、汚泥焼却炉の廃熱を利用する蒸気発電設備と地域冷暖房事業への熱源送水設備があります。

東部スラッジプラント平面図

運転開始 平成9年4月
敷地面積 129,465平方メートル
汚泥処理施設余剰貯留槽 2,450立方メートル 1槽
混合汚泥調整槽 2,450立方メートル 3槽
重力濃縮槽 2,450立方メートル 3槽
汚泥濃縮設備(遠心濃縮機) 150立方メートル/時 5台
汚泥脱水設備(ベルト型ろ過濃縮機) 150立方メートル/時 7台
汚泥脱水設備(遠心脱水機) 80立方メートル/時 7台
汚泥脱水設備(二重円筒加圧脱水機) 60立方メートル/時 3台
汚泥焼却炉(流動層式) 300トン/日 3基
汚泥炭化炉(ロータリーキルン式) 100トン/日3系列 2基
廃熱ボイラー(水管式) 10.3トン/時 3基
蒸気タービン発電機 2,500キロワット 1台
煙突 高さ150メートル 1基
ろ過設備 35,000立方メートル/日 1基
返流水処理設備(LAC) 0.5~12リットル/分 1基

(平成30年4月現在)

汚泥処理フロー

汚泥処理設備フロー図

汚泥濃縮設備(遠心濃縮・ベルト型ろ過濃縮機)

  • 遠心濃縮機は余剰汚泥の濃縮に使用します。余剰汚泥と凝集剤は遠心濃縮機に送り込まれ、毎分1,500回転で回る回転円筒内で混合して固形分を凝集濃縮します。
  • ベルト型ろ過濃縮機は混合汚泥(三河島水再生センター)の濃縮に使用します。混合汚泥に凝集剤を添加し、固形分を凝集して、水分を金属ベルトでろ過して濃縮します。

汚泥脱水設備(遠心脱水・二重円筒加圧脱水機)

  • 遠心脱水機は流動層焼却炉及び炭化炉4号用の脱水汚泥を供給します。
    濃縮された汚泥と凝集剤は、遠心脱水機内に送り込まれ、毎分1,800回転で回る回転円筒内で混合します。固形物は遠心力により回転筒の内壁に押し付けられ、コンベヤでかき寄せて排出します。
  • 二重円筒加圧脱水機は、炭化炉5号用の脱水汚泥を供給します。
    内筒、外筒のスクリーンの間に汚泥と凝集剤を下部から連続圧入し、円筒内で混合して、固形分がろ過濃縮されスパイラル板でより上方に搬送し、圧搾脱水して脱水汚泥を排出します。

汚泥焼却設備フロー図

流動層焼却炉

(1)すぐれた焼却性能

下水汚泥を高温の流動層内で激しくかくはん、混合することにより、汚泥の乾燥、焼却を連続して行い、安定した運転が確保されます。

(2)シンプルな構造

炉内に機械的な稼動部分が無いため、炉本体の構造が簡単で、維持管理が容易に行えます。

(3)間欠運転が可能

流動層の熱容量が大きいため、炉停止後の炉内温度が保たれ、間欠運転が容易に行えます。

(4)臭気の完全分解が可能

炉内の温度が850℃以上のため、臭気物質は完全に分解します。

(5)すぐれた燃費

焼却時に発生する高温の排ガスを利用し、燃焼用空気を予熱しているため、低燃費の運転が行えます。

運転開始1号焼却炉 平成9年4月
2号焼却炉 平成12年2月
3号焼却炉 平成13年4月
焼却能力 300トン/日/基

流動層焼却炉設備の写真

汚泥炭化炉(ロータリーキルン式)フロー図

下水処理で発生した汚泥を気流乾燥機で乾燥し、乾粉を作ります。その乾粉と脱水汚泥を混合して含水率を調整した後、引き続き炭化炉で1時間程度蒸し焼きにすることで、石炭の代替燃料となる炭化物を製造します。

4号炉5号炉
運転開始 平成19年11月 平成25年7月
処理能力 100トン/日3系列 100トン/日3系列

汚泥焼却炉の廃熱を利用した蒸気発電

廃熱回収蒸気発電設備〔発電機最大出力2,500キロワット(焼却炉3基運転時)〕

焼却炉から出る排ガス(約850℃)の熱(廃熱)をボイラーで回収、蒸気を発生させ、蒸気タービン発電機へ供給し発電を行う設備です。本設備で、汚泥焼却設備で使用する電力の約40%をまかなっています。

運転開始1号廃熱ボイラー 平成9年4月
2号廃熱ボイラー 平成12年2月
3号廃熱ボイラー 平成13年4月

廃熱回収蒸気発電設備の特徴

  • 環境に優しいエネルギーのリサイクルを実現
  • 二酸化炭素の削減による地球温暖化の防止に寄与
  • ヒートアイランド現象の抑制
  • 国土交通省のモデル事業(アイデア下水道)に採択

廃熱回収蒸気発電設備の写真

廃熱回収蒸気発電フロー図

新砂三丁目地域冷暖房事業(汚泥焼却炉の排熱を利用)

江東区新砂三丁目地区の江東高齢者医療センター等では、砂町水再生センターの処理水及び焼却炉や炭化炉の廃熱(排ガスを洗浄した温水)を、給湯や冷暖房の熱源として活用しています。

こうした未利用エネルギーを活用することで、化石燃料からつくられた電気やガスを使用するよりもCO₂の排出量が抑えられ、地球温暖化防止に寄与します。

熱交換器の写真
熱交換器

供給量 1炉当たり約50立方メートル/時
72℃(定格運転時)

新砂三丁目地域冷暖房

案内図

東部スラッジプラントへの案内図

所在地 〒136-0075 東京都江東区新砂3-8-1  電話03-3649-9411 地図
交通 東京メトロ東西線「南砂町」駅東口から徒歩25分

東京都虹の下水道館

東京都虹の下水道館のロゴ
下水道の役割や水環境の大切さを、楽しみながら学べる体験型施設です。

  • 開館時間/9時30分~16時30分(入館は16時まで)
  • 入館無料
  • 休館日/月曜日(月曜日が休日の場合は開館し、その翌日休館)、年末年始 夏休み期間は無休
  • 所在地/江東区有明2-3-5 有明水再生センター(有明スポーツセンター側5F)
  • 電話番号 03-5564-2458
  • ホームページ 虹の下水道館

下水道局ホームページ

東京アメッシュ

都内とその周辺地域で降っている雨をレーダーと地上雨量計で観測し、リアルタイムに表示するシステムです。
※ 東京アメッシュは東京都の登録商標です。

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下水道局では、宅地内排水設備の修理や清掃などを業者に依頼することはありません。

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